代表の河合です。
たまには真面目な話…(*^^*)
子どもを育てながら仕事を続けてもうすぐ20年。
初めての妊娠の時は自分の妊娠にも全く気付かず・・・
いつものように担当の患者さんの治療をしていると
「なんか、今日は手がいつもより温かいわね。風邪ひいた?」と患者さんから言われ
「ひいていないと思いますが…」と言うと
「それはおかしいわね!もしかして妊娠しているんんじゃないの?」と。
「そんな、まさか~!」なんて言っていたのですが、
家に帰って検査したら、本当にその「まさか」だったんです…(#^^#)
さすが、毎日お付き合いしている患者さん!母くらいの年の女性でしたが、
それからは私の身体も労わってくれて一緒に退院に向けてリハビリを進めていった思い出があります。
しかし!
その初めての妊娠報告に家族も友人も喜んでくれましたが、
もう一つ報告しなければいけない大切な人…
職場の皆さんへの報告が正直、一番言いづらかったです。
「すいません・・・実は妊娠してしまいまして。皆さんにご迷惑をおかけします。」
「で、予定日はいつなの?」「一応、来年の7月なのですが…」
「で、いつ復帰するの?」 「・・・た、たぶん、子どもが一歳になった時です」
たぶん、リハビリ専門職ではなくても、こんなやり取りなのではないでしょうか。
これから始まる未知の世界…悪阻がいつ始まるか、終わるのか?
仕事しながらでも赤ちゃんは無事に育つのか?
安定期に入るまで、ちゃんと胎動を感じるまでは本当に不安で
毎日祈るような気持ちで出勤していました。
でも、どんなにお腹に大切な赤ちゃんがいても
患者さんの治療には関係ない。
その時その時の最大限の患者さんの能力を引き出すために、
たとえ重くたって、力が必要だって、
患者さんからの信頼を失うのも怖くて…何とか産休に入るまで踏ん張っていました。
今、結果的に4人の母になった私ですが、
実は2人目、3・4人目の双子は不妊治療をしての妊娠でした。
いくら計画的に・・・と言われても、こればかりは神様からの授かりもの。
出来るだけ無理しないように、身体に良いものを食べて、
体調を整えて、精神的負担も良くないよねと。
毎朝、毎朝、基礎体温をつけて、仕事が終わると定期的に婦人科へ通院。
私の元に来るかも、来ないかも分からない未来の我が子のために、
仕事以外の精神のほとんどを注いでいました。
そして、念願の妊娠・・・!!
本当に嬉しくて涙が出たけれど、
次の瞬間よぎるのは職場のみんなへの負担。。。あぁ・・・
決して悪いことをしているわけではないと自信を持って言えるけれど!
でも、自分が妊娠中に配慮してもらうこと、産休育休で職場に穴を空けること
申し訳なくて・・・やはり
「ごめんなさい。2人目が出来てしまいました・・・」と上司への報告でした。
それでも、
こうして4人の子ども達を育てながら仕事を続けていると、
家事、育児、生活そのものが、患者さんの治療にも会話にも
活かしていけていると感じています。
そして、子どもの人生をまた一緒になぞり、親の有難さを実感し、
自分とは違う個性を感じ、子どもの成長と共に私も成長していると思います。
これからのセラピストに「リハビリママ&パパになりたい!」
と思ってもらえるように。
少子化まったなしの未来の日本のためにも・・・
妊娠して「すいません」と言わない社会。環境になってほしい。
妊娠、出産は病気ではないけど、命がけです。
身を削って、一人の命を生み出す大仕事です。
そんな貴重な機会に恵まれた女性に
仕事を辞めるという単純な選択だけでなく、
大事な仕事と大事な妊娠・出産という大仕事が共に続けるという選択が
出来ますように。。。
それには、
妊婦さん本人の妊娠に対する知識、リスク管理、周りへの発信と共に
周りの皆さんにも妊娠することでの身体の変化や負担、リスクなども
知ってもらえたらと思っています(^-^)
次回の勉強会ではそんなことにも触れて、
「リハビリ専門職が自分らしく働くために」をテーマに開催致します。
リハMAPオリジナルドラマを上映し、参加者同士でディスカッション!
ファシリテーターは男性会員、小田嶋裕之さんにやっていただきます(*^^)b
男性目線、女性目線、どちらも大切…☆
お互い違うからこそ、ディスカッションを通して相互理解し、
男性も、女性も働き続けやすい環境を模索していけたらと思っています。
残席わずかとなっております。
皆様のご参加を幹事一同心からお待ちしています(*^-^*)♪
リハビリママ&パパの会代表
河合麻美
コメントをお書きください